菅首相に期待と批判 県内政財界 情報公開求める声も

2020年9月17日 07時45分
 自民党の菅義偉総裁が第九十九代首相に選ばれた十六日、七年八カ月ぶりの首相交代に、県内の政財界関係者から期待や要望、批判の声が入り交じった。(中谷秀樹)
 自民党県連会長の渡辺博道衆院議員は「令和の時代にふさわしい庶民感覚を持った総理。新型コロナウイルス対策と経済の再生、外交など山積する課題に果敢に取り組んでいただきたい」と期待を込めた。自民と連立を組む公明党県連代表の富田茂之衆院議員は「インフルエンザの流行期を迎え、医療体制を早急に整備すべきだ。経済対策は一定の成果を上げてきたが、説明が十分でなく、国民の納得を得られていない。情報公開の徹底を」と新政権に注文した。
 野党は徹底抗戦の姿勢を示した。新・立憲民主党の生方幸夫衆院議員は「安倍政権の総括をしないまま早々と継承を宣言してしまい、何の期待感もない。国民生活を立て直す政策について菅政権と論争し、どちらの政権が良いのか国民に判断してもらう」と次の衆院選をにらんだ。同党の奥野総一郎衆院議員も「桜を見る会や元閣僚を含め逮捕者が出ている安倍政権の負の遺産について、透明性の高い調査、説明を求める」とした。共産党の小倉忠平県委員長は「行き詰まった安倍政権の継承を看板にしており、ビジョンを何ら示せず、国政のかじ取りを任せられない」と批判した。
 森田健作知事は「(苦境の)この時代が菅総理誕生に向かわせたのではないか。内閣の顔触れの印象は非常に安定感がある」と評した。千葉商工会議所の佐久間英利会頭(千葉銀行頭取)は「新型コロナの状況に即して経済活動の再開の後押しをお願いしたい」とコメントした。

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