YS11の水平尾翼取り付け 筑西のテーマパーク 来春公開へ

2020年9月17日 07時52分

報道陣に公開されたYS11の水平尾翼取り付け作業=筑西市で

 戦後初の国産旅客機YS11の量産初号機の水平尾翼取り付け作業が、筑西市茂田のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」で報道陣に公開された。残る大規模な組み立て作業は垂直尾翼のみで大詰めを迎えている。完成した機体の一般公開は来春の見通し。
 重さ約三百六十キロの翼をクレーンでゆっくりとつり上げ、整備士が両端をロープで引いて傾きを調整しながら、約三十分かけて機体に取り付けた。作業にあたった整備士で、現役のYS11を担当したこともある佐藤正弘さん(73)は「これは歴史に残る飛行機。完成したらぜひ見に来てほしい」と話した。
 量産初号機は一九六五年に運輸省(現国土交通省)に納入され、空路の安全性を確認する「飛行検査機」として活躍。日本機械学会が「機械遺産」に認定している。
 九八年に退役してからは国立科学博物館(東京)が羽田空港の格納庫で保管していたが、人目に触れる機会が少ないことなどから移設を検討し、ザ・ヒロサワ・シティが受け入れた。

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