自宅時間、家庭菜園に挑戦 プランターや鉢で手軽に 初心者、葉物お薦め

2020年9月17日 08時11分
 コロナ禍による外出控えで自宅で過ごす時間の増える中、家庭菜園を始めたいと思っている人もいるのでは。専門家によると、これからの季節は、ホウレンソウやコマツナなどの葉物野菜が中心で、初心者も取り組みやすいという。自宅に庭や畑がなくても、プランターや鉢で手軽に楽しむこつを聞いた。 (佐橋大)
 教わったのは、愛知県日進市で遊休農地を利用し、体験農園を運営するNPO法人「日進野菜塾」(名古屋市)の代表理事熊谷正道さん(70)と、ハーブ&ベジタブル・ガーデナーの木田光子さん(72)。
 この時期から育てる野菜は、葉物野菜と、ニンジンのような根菜が中心。熊谷さんによると、葉物野菜は種をまいて一カ月ほどで収穫できるといい、初心者に薦める。根菜だと、深い鉢が必要になり、生育期間も長くなり、成長が外から確かめにくい。ラディッシュなど根が小ぶりなものなら育てやすいという。

■種選び 数種類のリーフレタスの種をミックスした商品もある

 土はホームセンターなどで購入できる野菜栽培用の培養土なら、おおむね、どんな野菜にも使えて便利。肥料も含まれており、施肥の手間も省ける。
 鉢やプランターに、全体の三分の二ほどの、やや少なめの土を入れる。その後、下の穴から水が出てくるまで、水をたっぷりとまく。その上に乾いた土をかける。こうすると、種まきの作業がしやすくなる。
 「種をまく前に土を平らにならすのを忘れないで」と木田さん。凸凹があると、種をまいた後の水が一部に集中し、土から種が出てしまったり、深く埋もれたりして、発芽が悪くなる。平らにならすには、割り箸などを使うといい。

■土ならし 種をまく前には、割り箸などを使って土を平らにならそう

 コマツナなどをプランターで育てる場合、種まきは平らにならした土の上に割り箸などで浅い溝を作り、一センチほどの間隔で一個ずつ並べていくのが一般的。特に間隔を考えず、不規則にまいてもいい。
 種をまいたら、薄く土をかけ、上からしっかり押さえて、水やり。種をまく前に深い部分の土をしっかり湿らせてあるので、ここは軽く湿る程度でいい。できれば、霧状になるように、優しく水をまく。強い水流では種や土が動き、発芽に悪影響を及ぼす。
 「高さ約三センチの大きさになるまでは、水流は優しく」と木田さん。水やりは毎朝一回が基本だが、土の表面が乾いていたらやろう。

■水やり 種まき後の水やりは優しく。できれば霧状になるように

 順調に発芽し、葉と葉が重なるようになってきたら不必要な芽を抜く間引きが必要。葉が重ならない程度に順次間引いていき、最終的には株と株の間を十〜十五センチほどにする。間引きした野菜は抜き菜やベビーリーフなどとして楽しめる。
 虫が葉を食べる虫害は、寒くなると収まる。心配な場合は防虫ネットをかけるといい。

■発芽 種まきから2週間たったラディッシュ(中央)とリーフレタスの鉢。この後、間引く

 目で見て楽しむ要素も取り入れたい。リーフ系のレタスの種の商品には複数の種類を混ぜ、どんな葉っぱになるのか成長してから分かるものもあり、育てる楽しみも増えそう。同じ種類の種を一つの鉢やプランターにまくのではなく、丸い鉢の中央にラディッシュ、周りにいろいろな種類のリーフレタスをまいたり、プランターに二列、別々の種をまいたりするのも手だ。

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