野村克也さん 約束の色紙、船橋市へ 24日から巡回展で披露

2020年9月18日 07時42分

野村克也さんが船橋市に贈った色紙=いずれも同市提供

 「ノムさん」の愛称で広く慕われ、今年2月に亡くなったプロ野球元監督で野球評論家の野村克也さんから、船橋市にサイン入り色紙が届いた。今年1月にテレビ番組の収録が市内であり、市が協力した際、職員のサイン依頼に野村さんは快諾。色紙は死去から半年後の8月下旬に郵送で送られてきたという。市は、市内で巡回展示している企画展に出品することにし、24日〜10月6日に西部公民館で初披露される。 (保母哲)
 野村さんは強打の捕手として活躍し、戦後初の三冠王や歴代二位の通算六百五十七本塁打などを達成。監督に就いてからも、データを駆使する「ID野球」でチームを引っ張るなど、日本球界に大きな功績を残した。二月十一日、八十四歳で亡くなった。
 船橋市運動公園野球場での番組収録が行われたのは一月二十四日。元プロ野球選手との再会シーンで、亡くなる十八日前だった。その模様は二月二十一日、TBSのバラエティー番組「爆報!THEフライデー」で「生前最後の映像」として放送されている。
 番組では、元選手が野村さんを「自分の師」と仰ぎ、失意のうちに球界を去る際には「念ずれば 花ひらく」と書かれた色紙を贈られたエピソードなどが紹介された。船橋市に届けられた色紙には「野球に学び 野球に楽しむ」と記されている。
 市によると番組収録時、野村さんに色紙へのサインを依頼。マジックしかなかったことから、野村さんは「サインは必ず筆で書くようにしている。自宅で書き、後で送る」と応じたという。その日から間もなく野村さんは亡くなり、自宅を整理中に色紙が見つかったことから、郵送で八月下旬に船橋市役所に届けられた。

今年1月の番組収録で、船橋市運動公園野球場を訪れた野村さん。市職員の撮影依頼に、笑顔で応じた

 市広報課は、映画やドラマ撮影などの問い合わせや依頼に協力する窓口「ふなばし撮ぉりゃんせ」を担当。同課の藤巻健一さん(46)が今回の番組担当を務めた。「収録前、野村さんはうつむき加減で椅子に座り、疲れているようだった。でも、収録が始まって野球の話になると『野村節』を連発。さすが野球人だと思いました」と振り返る。
 野村さんの色紙をはじめ、市内各地でのロケ現場や出演俳優である斎藤工さん、菜々緒さん、吉岡秀隆さんらの色紙は、企画展「船橋ロケーションガイド“ふなばし撮ぉりゃんせ”」で披露される。
 日程は、西部公民館に続き十月八〜二十日に東部公民館、十二月八〜十三日に船橋駅前総合窓口センター、同十五〜二十四日に高根台公民館。

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