東京下町の長屋文化に触れる芸術祭「すみだ向島EXPO2020」はこう楽しむ!

2020年9月19日 10時54分

会場のひとつの七軒長屋=いずれも墨田区で

 墨田区に残る、戦前に建てられた木造の長屋や古い民家を利用した体験型の芸術祭「すみだ向島EXPO2020」が、京成曳舟駅周辺で開かれている。街歩きを通して、現代アートや下町情緒を楽しむことができる。十月十一日まで。(砂上麻子)
 会場は、区北部の向島地域(向島、東向島、文花、京島など)にある長屋や民家、アートスペース、地元協賛店などで、約四十カ所が点在する。
 地域には住民同士の近所づきあいも残っており、芸術を通して長屋文化の継承や、人と地域の連携などを考える趣旨もある。
 芸術祭には、向島ゆかりの芸術家約六十人が参加。各会場に個性あふれる作品が並び、アトリエでの作業風景を見学できるところもある。京島三の七軒長屋では、映像作品など、住居ごとにさまざまな作品が展示されている。
 京島地区のキラキラ橘商店街では、大正時代に創業したが、店主が亡くなり閉店したコッペパン店を再現するプロジェクトが進行中。店にあったガス窯やパン焼き道具を展示するほか、芸術祭のチケットを持参するとコッペパンが味わえる。
 実行委員会代表の後藤大輝さん(41)は「古い長屋が残っている地域は少なくなっている。暮らしの中での長屋文化を表現したいと思った。長屋など古い建物を通して向島の魅力を知ってほしい」と来場を呼び掛ける。
 日時指定のチケット導入や会場への入場人数の制限など、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策を取っている。チケットは公式ホームページ(HP)経由の外部チケットサイトで購入。大人三千三百円など。
 期間中、水曜日は休み。詳細は、HP「すみだ向島EXPO2020」で検索。

再現プロジェクトが行われているコッペパン店


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