旧大宮図書館、にぎわい拠点へ 建物活用で来夏開業 飲食店や観光協会入居

2020年9月19日 07時08分

活用の方向が決まった旧大宮図書館=さいたま市大宮区で

 さいたま市の旧大宮図書館(大宮区高鼻町)が、飲食店や保育施設などが入った地域のにぎわい拠点として、来年夏に開業することが決まった。公共施設再編などで昨春閉館し、市が民間による建物の再活用を検討していた。さいたま国際観光協会も大宮駅近くの商業ビルから移転する。
 地上三階、地下一階建ての旧図書館は、武蔵一宮氷川神社の参道近くに立地。一九七二年の建築で老朽化していたこともあり、図書館機能は昨年五月、新しく整備された大宮区役所(吉敷町一)へ移転した。
 市は、建物の再活用を担う業者を公募し、八月、戸田建設関東支店(浦和区)など四社からなる事業体「OMIYA COMMON LIBRARY(オオミヤ コモン ライブラリー)」を選定。一階は「大宮ブランド」を発信するイベントスペースや飲食、物販店舗、二階に保育施設やシェアオフィス、三階に観光協会、屋上テラス、地階は市民が利用できるスタジオなどが入る計画で、市は事業体と定期賃貸借契約を結び、屋外駐車場も合わせ年間九百五十万円で建物を貸し付ける。
 旧図書館は十一月中旬まで、中止となった「さいたま国際芸術祭2020」の代替イベントの会場になっており、リノベーション工事は年明けにも開始される。
 市の担当者は、「(旧図書館は)長く愛着を持っていただいた施設。新しい施設も地域の方に活用していただければ」と話している。(前田朋子)

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