<新型コロナ>巨大切り絵で花火再現 流山の交流施設に展示 道路使ってテラス営業も

2020年9月19日 07時08分

市民と共同制作した作品を説明する飯田さん=いずれも流山市で

 新型コロナウイルスの影響で夏の行事が軒並み中止になる中、「触れる花火2020」と題したイベントが流山市の流鉄流山駅隣の観光案内所兼交流スペース「machimin(まちみん)1」(手塚純子代表)で開催中。夏の風物詩の花火大会を再現した巨大切り絵の展示が来場者の目を引いている。(牧田幸夫)
 地元の切り絵作家飯田信義さん(73)と、飯田さんの講座に参加した市民ら十五人の共同作品。大きさは縦百七十五センチ、横百七十センチで、図案を二十に分割し、生徒が花火の各パーツを制作。若い男女が江戸川の土手から花火を眺める様子を飯田さんが担当した。
 川の向こうにはJR武蔵野線の鉄橋やスカイツリーも。飯田さんは「流山の花火大会を見ている気分になってもらえたら」と細部にこだわった。
 東京五輪の開催が予定された今夏。流山花火大会は、五輪で十分な警備体制が敷けないと、もともと中止が決まっていた。さらに新型コロナウイルスの感染拡大。「今年ならではの花火大会を自分たちでつくりたい」と、フリーペーパー編集長の渡部直子さん(35)らが飯田さんに働き掛けて巨大切り絵が実現した。
 また今回のイベントでは、まちみん前の道路を使って活気のあるテラス営業が行われている。
 コロナ不況で苦境にあえぐ商店を後押ししようと、国は緊急措置として、道路占用許可基準を緩めている。これを受けた取り組みで、市が営業スペースを確保。出店調整はまちみんの手塚代表ら市民らでつくる実行委員会が行う。旧市街の流山本町地区の飲食店など七店がお弁当や総菜を販売し盛況だ。
 手塚代表は「お店の経済対策など、コロナ禍での新しい地域イベントを模索した。流山の宝である飯田さんの切り絵の技術と思いを引き継いでほしいという願いも込めた」と話す。イベントは二十二日まで午後二時半〜五時半。

まちみん前の道路は市が占用し、飲食店の路上販売が実現


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