全国屈指のスケートパークが茨城・笠間に来年4月オープンへ 「密」とは無縁のコロナ時代のスポーツ

2020年9月19日 10時15分

スケートパークの完成イメージ図

 スケートボードや自転車競技BMXを楽しめる競技施設「スケートパーク」の整備が笠間市笠間の笠間芸術の森公園で進んでいる。競技エリア規模は全国屈指の四千五百平方メートル。県と市は来年四月のオープンを目指している。特にスケボーは東京五輪で正式競技になったことを追い風に、競技人口が増加しており、全国各地で競技施設の建設が相次いでいる。(出来田敬司)
 スケートパークが整備されるのは、滑り台などの遊具がある公園東側の「あそびの杜(もり)」付近。坂や手すりなどを設けた「ストリートゾーン」や、複雑なおわん形をした「パークゾーン」など五つの区域で構成される。スケートパークの中心をなすこの二つの区域は今月から造成に着手した。
 スケボーが二〇一六年八月に東京五輪の正式競技に追加採用されたことを受け、市は競技場の新設を検討。一八年度から整備計画をスタートした。レベルの高い施設をつくろうと、スポーツ用品販売会社「ムラサキスポーツ」(東京)に設計段階から協力を依頼。市ははっきりした総事業費を明らかにしていないが、数億円規模とみられる。
 笠間芸術の森公園は文字通り、伝統工芸「笠間焼」の情報発信基地。「笠間の陶炎祭(ひまつり)」会場となるイベント広場や、県陶芸美術館などが集まる。市都市計画課の担当者は「スケートパークの整備をきっかけに、陶芸の愛好者もスポーツに親しむ若者も呼び込みたい」と意気込む。
 ローラースポーツの競技連盟「ワールドスポーツジャパン」(東京都)によると、国内外の大会に出場するスケボーの競技人口は約百人と多くはないものの、五輪効果で裾野は拡大。愛好者は四十万人とも言われる。
 新型コロナウイルスの感染拡大で大会は軒並み中止に追い込まれたが、一方で「団体スポーツと違って『密』になりにくい」(市都市計画課)との声もあり、コロナ時代のスポーツとして期待される。
 東京都八王子市は一一年、サッカーやラグビーができるスポーツ公園にスケボーやBMXの施設を併設。新潟県村上市は昨年四月、スケボーや、壁面を手や足を使って登るボルダリングの屋内型施設をオープンさせた。
 笠間市のスケートパークも近県からの利用者が見込まれる。市都市計画課の担当者は「まずは地元の小学生などに親しんでもらいたい。その上で国際的に活躍する選手を輩出できるといい」と夢を語った。

笠間芸術の森公園で造成が進む「スケートパーク」=笠間市笠間で


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