<記者だより>どうなる「女性活躍」

2020年9月20日 06時39分
 コロナ禍にあり誰しも苦労や大変さを感じただろうが、やはり男性より女性の負担は大きかったと思う。仕事を失った非正規社員の女性、突然の全国一斉休校で降って湧いた子どものケアにぼうぜんとしたお母さんがどれだけいただろう。
 とりわけ苦境に立たされたのがシングルマザー。NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」が七月に行った調査で、母子家庭の18・2%が食事回数を減らし、14・8%が一回の食事量を減らしているとの結果が出た。この日本で、だ。
 安倍政権は「女性活躍」の看板を掲げ、待機児童の数は減った。しかし、女性が生きづらい社会のありようが七年八カ月で変わったとは思えない。政権のコロナ対応で改めて感じた。
 菅義偉新首相は安倍政権の継承を掲げ、自民党総裁選の政策集に「自助・共助・公助、そして絆」と名付けた。第一に自助を据えたことに加え、職場でも家庭でも、自助と共助の多くが女性に押しつけられやしないか心配だ。「女性活躍」の行方から目が離せない。 (石原真樹)

関連キーワード

PR情報

神奈川の最新ニュース

記事一覧