沼田市の絶滅危惧「沼須ねぎ」を後世に 利根実高や市など「保存会」

2020年9月20日 07時13分

沼須ねぎの種をまく生徒たち=沼田市で

 沼田市沼須地区に伝わる伝統野菜「沼須ねぎ」を後世に伝えるため、市とJA利根沼田、県利根沼田農業事務所、沼須ねぎ生産者組合、利根実業高校は「沼須ねぎ保存会」を結成した。
 沼須ねぎは生産者が高齢化し、生産者組合の加入農家もわずか十一軒に減少。絶滅が危惧されているため市などの働き掛けで、同高生徒が沼須ねぎを育てることになった。さらに、地域一丸で同高を後押ししようと保存会を立ち上げた。
 十六日に同高の農場で行われた種まき作業に、生産者組合長で保存会長に就いた金井孝治さんはじめ組合員三人が参加。金井さんは生物生産科生物資源コースの二年生十九人を前に保存会発足を報告し「生産量は年々減っている。保存会として普及保全活動に取り組む」とあいさつした。
 この日まいたのは、生徒たちが七月にねぎぼうずから採って保存しておいた種。生徒たちは組合員の指導に従い、真っすぐまけるようにロープを張った約一アールの畑に、手押し式の種まき機を使って種をまいていった。来年四月にネギ苗として販売する予定。(渡辺隆治)

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