<首都圏おもしろランキング>乾燥トウガラシ出荷量 3都県、トップ10入り

2020年9月22日 07時58分
 日常生活にスパイスを! うどんや焼き鳥にかけ、中華料理にもよく使うトウガラシ=写真。輪切りやタカの爪、七味などになる乾燥した状態の出荷量全国一位は栃木県だ。
 二〇一八(平成三十)年の農林水産省調査=別表=によると、栃木県大田原市の出荷量は、県内の98%、全国の15%強におよぶ。秋には赤いじゅうたんが敷き詰められたようなトウガラシ畑が広がる。
 「大田原とうがらしの郷づくり推進協議会」によると、同市は十月末の刈り取り時に乾いた冷風が吹き、トウガラシを乾燥させるのに気候が適している。出荷される「栃木三鷹(さんたか)」は「パッときて引くのも速い、切れの良い辛さと甘いバニラのような香り」が特徴。辛さを表すスコビル値は四万〜五万で、パスタなどにかける「タバスコソース」の原材料「タバスコペッパー」に匹敵する。

栃木三鷹の畑=大田原とうがらしの郷づくり推進協議会提供

 首都圏では、東京都、千葉県もトップ10にランクイン。一年おきに実施される同調査で、東京都は一〇年と一二年には全国一位だった。東京都産業労働局は生産が盛んな理由について「島しょ地域で薬味として生のトウガラシを使用しており、消費・生産量が多いと考えられる」と分析する。
 テレワークなど自宅ですごす時間が長い人は、生トウガラシの栽培に挑戦してみるのもいい。
 JA東京島しょ農業協同組合(東京都八丈町)によると、主な品種「島とうがらし」の苗を土産に買って帰り、自宅ベランダなどで育てる人も多いという。容器は、プランターよりも深い植木鉢の方が根が生えやすい。四〜五月にかけ苗を植え、八〜十月に収穫を迎える。
 生トウガラシの葉に付く油虫目当てで他の虫も寄ってくるため、野菜類の防虫剤を使うなどの対策が必要。肥料のあげすぎや水不足にも注意すれば、初心者でもよほどのことがない限り失敗しないという。 (高橋可鈴)

◆おうち焙煎いかが

 「トウガラシがお好きなら、おうちで焙煎(ばいせん)も」。大田原とうがらしの郷づくり推進協議会に手順を聞いた。
 お勧めは生よりも乾燥トウガラシ。そのままフライパンに投入し、乾煎(からい)りする。好みによるが、全体の一〜二割が焦げだしたところでミキサーにかけて粉にする。細かく刻むと辛さを感じやすく、粗いと控えめだ。
 ただ、乾煎りの時に煙が直接目に入ると痛く、吸い込むとむせてしまうため注意が必要だ。

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