横須賀で国交省 京急追浜駅に「バスタ」計画 交通混雑解消へ

2020年9月23日 07時14分

バスターミナル整備が検討されている追浜駅前の広場=横須賀市で

 京急線追浜駅(横須賀市)周辺の交通混雑を解消するため、国土交通省は駅前広場に路線バスのターミナル整備を目指している。同省は、東京・新宿駅に設けた高速バスターミナル「バスタ新宿」をはじめ、「バスタプロジェクト」を各地で計画。追浜駅では、駅前広場を拡幅して商業施設などを設け、分散しているバスとタクシーの乗降場を集約する方針。
 施設の事業計画を策定するため、同省と市は産・官・学による「追浜駅交通結節点事業計画検討会」を今月十日に発足させ、市役所で一回目の会合を開いた。委員には、同省と市のほか県、有識者、京急電鉄や日産自動車などの関係者が参加した。
 座長の羽藤英二・東大大学院教授は、駅周辺に立地する複数の学校や日産の工場、プロ野球などの施設を挙げ、「いろんなポテンシャル(潜在能力)が追浜駅に集まっている。交通混雑や安全が問題だ」と指摘した。
 会合では、国道16号沿いにある駅前広場は約二百平方メートルと狭く、約十カ所あるバスとタクシーの乗り場は、駅から最大二百六十メートル離れた場所に分散している現状を説明。駅前で交差する16号と市道は拡幅や改良が進まず、道路沿いの商店街に荷物を搬入する車や、右折待ち車両で渋滞が起きやすく、交通事故も多発している課題も報告された。
 議論の方向性としては、駅前広場を拡幅し、商業施設などで立体化するほか、駅前交差点の改良工事、区画整理事業などと連携して歩行者を含む交通の円滑化を図り、魅力ある街づくりにつなげることが確認された。
 今後、施設の内容や規模、災害時の活用の仕方などを話し合う方針。国交省の担当者は「スピード感を持って検討と事業着手し、地域の課題を解決するバスタプロジェクトのモデル事例としたい」と話している。 (村松権主麿)

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