駿台学園中Aが貫録V 都少年秋季大会

2020年9月23日 08時09分

優勝した駿台学園中A(いずれも竹下陽二撮影)

 リポビタントーナメント2020東京都少年秋季軟式野球大会(東京都軟式野球連盟主催、東京中日スポーツ・東京新聞後援)は13日、板橋区の荒川戸田橋緑地野球場で決勝を行い、前年度新人戦優勝の駿台学園中Aがケープシニアを下し優勝した。 (竹下陽二)

先発した杉本

 6点リードで迎えた最終7回裏。駿台学園中Aは今大会、最大のピンチを迎えた。
 2点を入れられ、4点差。なおも2死一、二塁。これ以上、傷口が広がれば、よもやの展開があり得たが、4番手ピッチャーの林謙吾主将は落ち着いたもの。絶妙の二塁けん制球でゲームセット。「最後は少し危なかったですね」と林主将は苦笑いだ。
 前年度の新人戦王者は危なげなく決勝にコマを進めた。この日も1回表に相手の守備の乱れに乗じて4点を先制して、主導権を握った。3回表は1死一、二塁で代打の磯田湧大が左中間に5点目の適時二塁打。4回にも4番に代打を起用する積極采配。レギュラーと控えの実力が拮抗(きっこう)している、選手層の厚さが、駿台学園中Aの強み。

最後を締めた4番手の林

 投げても、必勝リレー。先発のサブマリン・杉本早由貴が2イニングをノーヒットで抑えると、迷うことなく得意の継投策。左腕の木津寿哉を挟んで、北橋辰郎、林謙吾の本格派右腕で締める勝利の方程式。
 大会前から優勝候補と言われたが、そのプレッシャーをものともしない、堂々たる優勝。林主将は「プレッシャーはなかった。目の前の試合に集中した。全員で一つになって、相手にチームぶつかった結果です」とキッパリ。西村晴樹監督は「3年生は全員使った。やり切った」と満足そうな笑みを浮かべた。

7回表、スクイズで7点目を入れた駿台学園中A

◇優勝メンバー◇

(10)林謙吾(0)染谷源太郎1木津寿哉(2)永田一心(3)工藤大(4)岸野祥大(5)塚本貴哉(6)湯浅桜翼(7)小島大輝(8)山田将吉郎(9)辻奏太(11)杉本早由貴(12)磯田湧大(13)亀田学(14)小原惇矢(15)西本貴一(16)北橋辰郎(17)高橋珂偉(18)金坂太心(19)霞央佑

◆打倒!!駿台果たせず ケープシニア準V

 「打倒!!駿台」の野望は目前で果たせなかった。2回戦で主に1、2年生で構成された駿台学園中Bに6−1で完勝すると、秋山二郎監督をはじめ選手たちも「決勝で駿台学園中Aを倒したい」と口々に言った。その宣言通り、決勝での対決は実現したが、勝負運に見放された。
 前日の雨でグラウンドコンディションが悪かったのと、決勝戦の緊張からか1回表に守備が乱れた。無死二、三塁から2連続エラーで3失点。内野安打の間に4点目を許した。この初回の失点が最後まで重くのしかかった。5回までノーヒットと打線は沈黙したが、6回に1点、7回にも2点を返し、最強軍団に一矢報いた。
 「初回は緊張があったか。相手が駿台ということを意識し過ぎかな。でも、準優勝だからね。10年ぶりぐらいかな。選手を褒めてあげないと」とチームを率いて32年のベテラン監督は悔しさをかみしめた。

最終回に2得点し、勝利への執念を見せたケープシニア

 ▽決勝
駿台学園中A
4011001|7
0000012|3
ケープシニア
(駿)杉本早由貴、木津寿哉、北橋辰郎、林謙吾−永田一心
(ケ)小林駿斗、清水僚弥−藤田隼生
(東京中日スポーツ)

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