横須賀市、工事着工も建設地に鉄柵 「撤去を」 新フェリー航路の旅客ターミナル

2020年9月25日 07時11分

市が撤去するよう警告する文書をはった鉄柵。囲いを避けて測量などの作業が行われた=横須賀市で

 横須賀市が管理する新港ふ頭(同市新港町)で二十四日、来年七月の新フェリー航路就航に向けた旅客ターミナルの建設工事が始まり、測量などが行われた。しかし、建設地を囲むような形に鉄柵など約二十個が置かれており、市は必要な許可を受けていないとして、設置者に即日撤去するよう警告した。
 鉄柵は高さ約一・五メートル、幅約三・五メートルで、囲いの中には車数台も止められていた。市は、フェリー計画に反対する港湾業者が前日夜以降に置いたとみて、鉄柵に警告文書をはり、鉄柵を所有する業者らに電話とファクスで撤去を求めた。
 二十五日に柵などが撤去されていなければ、横須賀港港湾施設使用条例に基づき撤去を命じる方針。
 フェリー航路は「東京九州フェリー」(北九州市)が運航し、横須賀港と新門司港(同市)を結ぶ。市の計画では、約四・二ヘクタールの新港ふ頭で行われている自動車輸出などの作業エリアは縮小され、荷役などを担う十六社でつくる横須賀港運協会はフェリー計画に反対し、白紙撤回を求めている。
 協会の鈴木稔会長は着工後、「計画強行を座視していれば、私たちが継続してきた港湾事業は継続不能となる。公共ふ頭から立ち退かない決意を固めた」とコメントを出した。(村松権主麿)

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