日立市、小中学校 再編統合へ 20年後までに最大半減に

2020年9月25日 07時13分

平沢中や助川中との統合が計画されている駒王中=日立市で

 少子化による小中学校の再編統合に向け、日立市は二十四日、二十年後までに、現在の四十校から最大で半減させるとした計画の素案を示した。小学校は二十五校から十二校、中学校は十五校から七校に削減するとしている。具体的な計画策定に向けて、市民からのパブリックコメント(意見募集)を実施している。(水谷エリナ)
 市教育委員会の窪田康徳教育部長らが二十四日に会見を開き、明らかにした。

学校再編計画の素案について会見する市教委の窪田康徳教育部長(左)=日立市役所で

 市教委によると、七月現在の市内の生徒・児童数は約一万一千八百人。このまま少子化が進めば、国立社会保障・人口問題研究所(東京都千代田区)の試算では、二十年後には約六千二百人(52%)に減少するとしている。
 こうしたことを踏まえ、学校の統合を決め、再編後は小学校を各学年二学級以上、中学校を各学年三学級以上の規模にする基準を設定。子ども同士の幅広い交流やクラス替え、部活動の選択などを可能にするようにする。この学級数の基準を下回る学校は現在でも、全体の約半数としている。
 素案では、市内を七つのエリアに分け、二十年後までにエリアごとに中学校一校と小学校一〜三校のグループ化することを目指す。
 市役所がある本庁エリアでは、駒王中、平沢中を二〇三〇年までに統合させ、助川中は生徒数の推移を見ながら統合させる。また中里エリアでは、中里中と中里小を施設一体型の一貫校として整備する。
 四〇年までに、最も再編が進んだケースで、小学校は十二校になる。統合した学校は原則として校舎を建て替えるか大規模改修し、自力通学が可能な場所(小学校は三キロ以内、中学校は五キロ以内)にする。路線バスなどの活用も検討するとしている。
 市教委は小中学校の再編に向け、一六年度から検討を始めていた。素案の概要版を今月二十日号の市報に折り込んで全戸配布した。十月二〜十九日、市教委の担当者に質問ができる説明会を市内七カ所で開催し、周知を図る。
 パブコメを踏まえ、本年度中に具体的な計画を策定する。パブコメの募集期間は十月三十一日まで。概要版の意見記入欄に記入し、市役所や支所などにある意見募集箱に投函(とうかん)するか、郵送やFAXで返送できる。インターネットで意見を入力することもできる。
 素案の内容や説明会の日時や場所などは市のホームページから確認できる。問い合わせは市教委学務課学校適正配置推進室=電0294(22)3111=へ。

関連キーワード

PR情報

茨城の最新ニュース

記事一覧