70歳以上、定額タクシー乗り放題 免許自主返納促す 明和町で実証実験

2019年7月31日 02時00分
 明和町社会福祉協議会とJTB(東京)は八月一日から来年二月末まで、町内の七十歳以上を対象に、定額乗り放題のタクシー「JTBジェロンタクシー」を活用した実証実験を実施する。高齢ドライバーによる自動車事故が社会問題化する中、高齢者に自家用車以外の交通手段を確保し、免許の自主返納を促すのが狙い。関東地方では初の試み。 (池田知之)
 JTBジェロンタクシーの利用者は、一カ月のうち七日間、普段利用するスーパーやかかりつけ病院、最寄り駅などあらかじめ登録した二カ所と、自宅との間を乗り放題で行き来できる。乗車料は、町社協が二割を助成し、利用者は自宅から目的地の距離(七キロ未満)に応じて、月額九千六百~三万四百円の負担で済む。運行は午前九時半~午後五時で、館林市のつつじ観光バスが担当する。
 町社協は、今回の実証実験で、高齢者の交通事故の減少のほか、引きこもりや認知症発症予防につながることなどを期待。電車やバスとも連携し、高齢者の日常の足の確保や、近隣への拡大も視野に、二〇年度以降の事業化を目指す。
 JTBジェロンタクシーによる高齢者向け乗り放題タクシーの実証実験は、これまでに北九州市、長野県の諏訪市や茅野市などで実施した。

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