<ウォッチ!一太県政>初登庁 副知事2人、後任任命へ 来月めどに議会臨時会

2019年7月30日 02時00分

知事室の椅子に座る山本一太知事

 知事選で初当選した山本一太知事が二十九日初登庁し、就任後初めての記者会見で副知事人事について、八月下旬をめどに県議会の臨時会を開き、現在の二人とも後任を任命したい意向を表明した。現在の副知事は県職員と総務省の出身者だが、山本知事は「あらゆる選択肢を考えている」と出身にこだわらない考え。ただ、県議の間から戸惑う声も上がり、提案する人事が議会で同意を得られるかが焦点に浮上してきた。 (菅原洋)
 現在は県職員出身は反町敦副知事が、総務省出身は荻沢滋副知事が務めている。反町副知事は八月下旬に任期が終了する。
 会見で、山本知事は反町副知事について「任期までいていただきたい」と述べた。荻沢副知事については「新しい副知事をいつ任命できるかに関わる」と述べ、八月下旬にも反町副知事と同時に交代してもらう意向を示した。
 ただ、自民党の参院議員だった山本知事は昨年末に出馬表明した際、最大会派の同党県議たちに事前に相談をせず、対立した経緯がある。県議会が副知事の人事案に同意するかは、誰を提案するかによって流動的になりそうだ。
 一方、山本知事はこの日、就任して初めての仕事として南牧村を訪れ、長谷川最定(さいじょう)村長と面談。山本知事は「県内全体に目配りするため、課題を抱えた小さな村へ最初に行った。高齢化率が高く、林業で九十歳以上の人などが生き生きと働いている。村の取り組みに注目したい」と語った。
 山本知事はまた、二十八日に新潟県を訪問し、花角(はなずみ)英世知事とも面談し、医療などの分野で連携を進める方針を確認した。山本知事は「新潟には空港や港湾がある。群馬の観光に結び付けたい」と意欲を見せた。会見はインターネットで中継された。
 山本知事は会見に先立ち、登庁セレモニーに出席。知事室に入って椅子の感触を確かめ、報道陣に「今まで政治家として最も価値のある椅子に座っている。ただ、ここでふんぞり返るのではなく、飛び回りたい」と抱負を述べた。続いて幹部職員らに「強調したいのは、現場主義、当事者意識、積極的な姿勢、明確な目的意識だ」と訓示した。
     ◇
 十二年ぶりの新知事となった山本一太知事の県政が始まりました。山本知事の動向を今後も伝えていきます。

幹部職員らに訓示する山本知事=いずれも県庁で

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