<志尾睦子のそふとフォーカス> (74)夏休み気分で盛り上がる

2019年7月28日 02時00分

高崎電気館スタッフによる力作。お客さまが喜んで写真撮影する姿にまた感動=高崎市の高崎電気館で

 世間は夏休みに突入した。プールバッグを手に持ち、ビーチサンダルで歩く子どもたちと平日の昼間にすれ違うというのは夏の気分を一層盛り上げてくれるものだ。テレビの映画番組では夏休みを意識したプログラムが盛んで、仕事から帰ってテレビをつけるとそんな映画たちが目に飛び込んでくる。BS放送や動画配信サービスではそれらのプログラムが一層充実しているから毎夜ついつい見てしまう。スタジオジブリ作品など大ヒットした日本のアニメーション作品や、スター・ウォーズシリーズやマーベル・スタジオ作品などのハリウッド超大作などいとまがない。
 そして昼間は仕事上でも毎日が夏休み気分でウキウキしている。その理由は高崎電気館で上映中の二作品にある。「ネバーエンディング・ストーリー」と「E.T.」である。いずれも一九八〇年代の世界的に大ヒットした映画だ。
 二作品とも公開時、私は小学生だった。映画を見にいく習慣がなかったわが家だから、その当時、私はこれらを映画館では見ていない。それでもその大ヒットぶりは記憶に残っている。その後テレビで放映される中で見て、大学生の時に改めてレンタルビデオで借りてきて見た。
 今回は初めてスクリーンで見ることになるので人一倍喜び勇んでいたのだけれど、同世代のみならず、下の世代の人たちにも受け継がれている名作ゆえに、今回の特集の反応がすこぶる良いのがまたうれしい。
 個人的に思い入れが強いのは「ネバーエンディング・ストーリー」の方で、映画を見ていないにもかかわらず、映画のテーマソングだったリマールの同名曲が頭から離れなくなった私は、英語の歌詞を自分で書き出し、意味も分からないままカタカナ読みで歌詞を覚えて歌った思い出がある。
 映画が見に行けないからと、映画原作を読み、私はすっかり作者のミヒャエル・エンデにはまり、続けざまに数冊読んだ記憶もある。
 そんなことで今年の夏は、子ども時代の夏休み気分に戻って例年以上に楽しんでいるのである。
 (シネマテークたかさき総支配人)

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