集い、和める場 3周年  安中の「食堂」 1300人が利用

2019年7月27日 02時00分

盛り付けをするスタッフやボランティアの高校生たち=安中市で

 安中市内で月一回開かれている「子どもワクワク食堂」が三周年を迎えた。これまで約千三百人が利用した。同食堂実行委員長の今村井子(せいこ)さん(54)は「さまざまな人が集い、和める場所になっている」と活動に手応えを感じている。
 十分な食事がとれない子どもを支援する「子ども食堂」が全国で広がる中、二〇一六年七月に同市松井田町のNPO法人「Annakaひだまりマルシェ」が同マルシェカフェ内に「ひだまり子ども食堂」をオープン。一八年四月に同食堂実行委員会から市社会福祉協議会のボランティア団体「子どもワクワク食堂実行委員会」として独立した。現在、十六人のスタッフが月一回、原則第三日曜日に安中公民館と松井田文化会館で交互に開いている。
 毎回、約四十人の子どもや保護者、高齢者らが訪れる。子どもは無料。大人は三百円をカンパしてもらっているが、運営状況は厳しく、フードバンクや農家など五十人以上の協力で運営が成り立っている。一八年には、農家の協力を得て市内の子ども食堂三団体が連携し共同農園を開設した。
 今月二十一日には、松井田文化会館で「三周年記念夕涼み子どもワクワク食堂」が開かれ、約五十人が三周年を祝った。初参加の母親は「良い感じなのかなと思っていたが、二倍、三倍好きになりました」と笑顔で話した。
 八月十八日には安中市文化会館で市子ども食堂連絡協議会設立記念大会が開かれる。今村さんは「子どもの居場所つくりの取り組みを発信し、広く知ってもらう機会にしたい」と意気込んでいる。 (樋口聡)

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