<新型コロナ>立ち寄って防災訓練 金町消防署柴又出張所 寅さんのノリ、初の受け入れ型で

2020年9月26日 07時14分

実験器具を使って液状化について学ぶ子どもたち

 葛飾区の金町消防署柴又出張所(柴又五)は、出張所を会場に、住民や子供たちがふらっと立ち寄って体験できる「受け入れ型防災訓練 ちょいと」を実施している。新型コロナの影響で密を避けるため、小中学校などで訓練ができない状況を受け、初めて催した。二十九日まで。
 田村健(けん)所長(57)によると、柴又ゆかりの寅(とら)さんだったら「ちょいと寄っていってよ!」と、声を掛けるだろうとイメージして企画したという。二十三日から始まり、一週間の期間中、午前十時〜正午、午後二〜四時に、さまざまな訓練に誰でも参加できる。
 二十三日は、区立柴又小学校の三年生約二十五人が来所。グループに分かれ、起震車で震度6強の揺れを体験した。また、液状化の実験ショーでは、砂と水を入れた実験器具の上に建物の模型を置き、振動させて署員が液状化の仕組みを説明。建物が地面にのみ込まれると、子どもたちは「えーっ!」「沈んだ!」と驚いた様子だった。
 放水訓練では、防災訓練車両内の擬似(ぎじ)火元に向かい、車両の外から実物のホースを使って水を飛ばした。体験した児童は「水圧が強かった。実際の火事のときは、落ち着いて消火できるようにしたい」と話していた。
 田村所長は「台風シーズンは来ており、災害は待ってはくれない。気軽に体験してほしい」と呼びかけている。(井上幸一)

放水訓練に臨む児童=いずれも葛飾区で(区提供)

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