昭和20~30年代、映画チラシ200点 沼田にあった5映画館 28日まで企画展

2019年7月25日 02時00分

沼田銀座映画劇場が作った「ローマの休日」のチラシ

 沼田市の中心市街地にあった映画館五館が昭和二十年代から三十年代に配った映画チラシ約二百点を展示する企画展がテラス沼田二階の市歴史資料館で開かれている。二十八日まで。
 映画チラシは公開前の宣伝用に各映画館が上映時間や出演者、見どころなどをまとめて印刷し、無料で配った。主役の写真を大きく配したデザインが多く、周辺の商店の安売りなどの広告を入れたチラシもある。
 展示されているのは市議会議長などを務めた近藤武治氏が集めたもの。没後に市に寄贈された。年が記されていないチラシが多いが、調査の結果、一部は沼田キネマ、沼田地下劇場、テアトル日活などが一九五二年から五九年にかけ配ったことが分かっている。
 沼田銀座映画劇場で五四年九月八~十四日に上映された「ローマの休日」や、沼田東宝劇場で五五年一月三~八日に上映された「ゴジラ」など歴史に残る名画のチラシもある。
 歴史資料館の高山正館長は「映画チラシは薄い紙に印刷されていて、普通は捨ててしまう。これほどまとまって残っているのは大変珍しい」と話す。五つの映画館の写真や六五年の市街地の住宅地図を拡大して五館の位置を示したパネルなども展示されている。
 観覧料は一般二百十円、中学生以下無料。二十七日、二十八日の午前十時と午後二時に高山館長の解説会が行われる。

沼田東宝劇場が作った「ゴジラ」のチラシ(上)と、沼田銀座映画劇場が作った「風と共に去りぬ」(下)のチラシ

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