<茨食健美 大和沙織のこだわりレシピ>ミョウガごはん 独特の香りで消化促進

2020年9月27日 07時45分
 夕暮れが少しずつ早くなり、だんだん秋の気配を感じるようになりました。今回はミョウガの香りをたっぷりと味わえる一品を紹介します。
 ミョウガは夏に薬味として食べるイメージが強いですが、六〜十月ごろまで長く楽しめる野菜。夏に採れる小ぶりなものを夏ミョウガ、秋に採れる大ぶりなものを秋ミョウガと呼びます。本県全域で採れますが、鹿嶋市や常陸大宮市で比較的多く栽培されています。
 奈良時代の文書にも記載があるほど古くから利用されている野菜で、東アジアが原産と言われていますが、食用にしているのは日本だけです。
 普段、食べている「ミョウガ」は花穂の部分で、花が咲いてしまった状態のものも、料理のあしらいとして使われています。地下茎から出た茎の部分はミョウガダケと呼び、汁物や酢の物などに使われます。
 独特の香りはαピネンという成分で、胃液の分泌を促して消化を促進します。穂先が閉じていて、中身がギュッと詰まってぷっくり丸まっているものがおいしいです。
 今回は炊き込みご飯にしましたが、ミョウガは炊き込んでいないので注意です。長ネギと油揚げはお米にうま味を入れるために一緒に炊き込み、ミョウガは香りを残したいので火を通し過ぎないよう、炊けてから加えて蒸らすだけにしました。炊飯器や炊飯鍋はフタがあり、香りが逃げにくいので香りを味わいたい素材にはピッタリ。今回は大葉を飾りましたが、しょうゆベースの味付けなので刻み海苔(のり)やシラスも合います。
 油揚げの油抜きは鍋にたっぷりの湯を沸かし、油揚げを入れて一、二分湯がくのが一般的ですが、一〜二枚しか使わない時には油揚げをキッチンペーパーで包み、ギュッと握って油を吸わせるだけでも油抜きができます。季節の変わり目にミョウガの香りをたっぷりと感じながら、ゆっくり味わってみてください。

◆材料4人分(294キロカロリー、塩分1.7グラム)

米 2合
塩 小さじ2/3
しょうゆ 大さじ1
水 2合の目盛りまで
ミョウガ 50グラム
油揚げ 1枚
長ネギ 1/4本
大葉 適宜
(1)ミョウガは縦半分に切ってから繊維を断ち切る向きに薄く切る。長ネギはみじん切り、油揚げは油抜きをして、短い方を3等分に切った長さの千切りにする。大葉も千切りにする。
(2)米を研ぎ内釜に入れ、塩、しょうゆを入れてから水を2合の目盛りまで加え、混ぜる。
(3)(2)の上に油揚げ、長ネギだけ乗せて炊く。
(4)炊けたらミョウガを加え、1〜2分蒸らす。
(5)茶わんに盛り、大葉を飾る。
<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。

関連キーワード

PR情報

茨城の最新ニュース

記事一覧