高崎の養豚場で豚熱 群馬県が5390頭殺処分へ

2020年9月27日 10時47分
農水省が開いた豚熱(CSF)の防疫対策本部=26日午後、農水省

農水省が開いた豚熱(CSF)の防疫対策本部=26日午後、農水省

  • 農水省が開いた豚熱(CSF)の防疫対策本部=26日午後、農水省
 群馬県は26日、高崎市の養豚場の豚に「豚熱(CSF)」の感染が確認されたと発表した。2018年に国内で26年ぶりに感染が確認されて以降、県内の養豚場での確認は初めて。県は「豚熱に関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、この養豚場で飼育している約5390頭を殺処分する。(池田知之)
 県によると、9月上旬から子豚に下痢の症状が発生したため県に連絡があり、25日に県家畜衛生研究所で検査し、豚熱の感染の疑いが出た。県は国の検査機関に3頭の検体を送り、精密検査の結果、いずれも感染が判明した。3頭はワクチンは未接種だった。この養豚場では、ワクチンは適齢期になると打っていたという。
 搬出制限がかかる10キロ圏内には養豚場が18カ所あるが、ワクチン接種済みのため出荷は可能。
 県は養豚が盛んで飼育数約63万頭は全国4位。山本一太知事は26日、記者会見し「痛恨の極みだ。国と連携し感染経路と原因を究明していく」と話した。
 農林水産省によると18年の確認後、岐阜と愛知、長野、三重、福井、埼玉、山梨、沖縄の八県の養豚場に感染が広がり、16万頭余りが殺処分された。ワクチン接種は昨年10月に始まり、本州の養豚場での感染確認は、昨年12月の愛知が最後だった。

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