館山市立二・三中21年統合 新校舎、台風で財政難のため建設遅れも

2019年11月30日 02時00分
 館山市の金丸謙一市長は二十九日の定例会見で、市立第二中学校(長須賀)と同第三中学校(北条)を二〇二一年四月に統合し、二四年四月に新校舎を建設する方針を明らかにした。ただ、台風や大雨による災害対応で厳しい財政状況が続くことから、「自主財源でやる見通しは立たない。新校舎建設がずれる可能性もある」と述べた。
 市の説明によると、両校の統合に伴う総費用は、解体費や整地作業費などを含め約五十億円に上る見通し。九月の台風15号、十月の台風19号と大雨で、道路をはじめとしたインフラ整備や災害廃棄物の処理費などは少なくとも百三十億円を見積もっており、国や県の支援を当てにせざるを得ない状況だ。
 昨年末の市の財政調整基金は約二十億円だったが、今回の自然災害で約十億円を取り崩し、現在は約十億円に減っているという。海上自衛隊館山航空基地を抱えていることから、教育施設整備の一環として、防衛省にも重ねて、補助金などで協力を要請したい考えだ。
 市の計画では、今後、第二中学校に統合した上で、第三中学校を二二年に取り壊す。二四年四月、第三中学校跡地に新校舎を建設し、統合校として移転する予定。 (山田雄一郎)

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