106年ぶり快挙逃すも「栃錦のような横綱に!」 敢闘賞・翔猿に地元からエール

2020年9月27日 20時10分

大相撲三賞で敢闘賞を受賞した翔猿

 27日に千秋楽を迎えた大相撲秋場所で、東京都江戸川区出身の翔猿とびざるは関脇正代しょうだいに敗れ、106年ぶりの新入幕力士の優勝は逃したが、三賞の敢闘賞を初受賞。今場所を盛り上げた姿に地元からは今後の躍進を期待する声が上がった。

◆"小よく大を制す"相撲が子どもに人気

 「悔しくて残念だが、健闘した。小兵ながら大きな力士に勝つ姿に子どもたちも喜んでいた」。小学生に相撲を指導している江戸川区相撲連盟事務局長の小泉功さん(78)は、自宅のテレビで取り組みを見守った。「翔猿人気が高まって、相撲をする子が増えたら」
 同区出身の力士では、初代若乃花と「栃若時代」を築いた昭和の名横綱・栃錦が知られる。JR小岩駅前の商店街で漬物専門店を営む伊藤信康さん(78)は「栃錦のような横綱を目指してほしい」とエールを送った。
 また、翔猿が小学4年から中学生まで通っていた葛飾区の葛飾白鳥相撲教室代表の佐久間幸一さん(70)によると、小学生のころから体は細めで、押し相撲に弱かったが、稽古は休まず集中して取り組んでいたという。体が大きい子に勝てなくても「力がつく中学では絶対勝てるから大丈夫だよ」と励ましてきた。千秋楽の正代戦には「負けたけど良い相撲だった」とたたえ、教え子の成長を喜んだ。(奥野斐、神谷円香)

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