志村けんさん、東村山に銅像 「身近な存在で誇り」市民の声が計画後押し

2020年9月29日 07時19分

志村けんさんの写真の前で支援を呼び掛ける実行委の中野陽介委員長=東村山市内で

 新型コロナウイルス感染症による肺炎で三月に亡くなったタレント志村けんさん=享年(70)=の銅像を出身地の東村山市に設置する計画は、同市の青年会議所(JC)や商工会のメンバーらの間で自然発生的に動きだした。志村さんをしのぶモニュメントが欲しいとの市民の声も計画を後押しした。銅像設置の実行委員会は「全国の志村さんファンの支援で、プロジェクトを成し遂げたい」と意気込む。 
 「東村山といえば志村けんさん、志村けんさんといえば東村山というくらい市民にとって身近な存在で、誇りでもある」。東村山JCメンバーらでつくる実行委の中野陽介委員長(36)は二十八日の記者会見で強調した。実際、「東村山音頭」で出身地の知名度を全国区に押し上げた志村さんを慕う市民は多い。
 実行委の顧問として記者会見に同席した渡部尚市長も「市が生んだお笑い界のスーパースター。われわれ市民は亡くなったことがまだ信じられない。志村さんの功績を後世に残したい」と訴えた。渡部市長によると、市内で市民が銅像になったケースは、少なくとも戦後はないという。
 銅像を設置する予定の西武線東村山駅東口は、東京五輪聖火リレーの東村山市の出発点に選ばれた。コロナ禍でなければ、志村さんは今夏に聖火リレーのランナーを務めていたはずだった。中野さんは「延期された聖火リレーが東村山で実施される来年七月ごろには、駅前に志村さんの銅像が立っているようにしたい」と語った。
 できるだけ多くの人の協力を集めることを目指す。二千四百万円を募るクラウドファンディングは一口千円から受け付け、一人あたりの寄付に三万円(三十口)までと制限を付けた。中野さんは「皆さんの温かい思いがたくさん詰まった銅像になる」と期待した。 (林朋実)

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