国連事務総長「未来は団結にかかっている」 協調を訴える

2020年9月29日 22時06分
 【ニューヨーク=杉藤貴浩】国連のグテレス事務総長は新型コロナウイルスによる死者が世界で100万人を超えたことに関し、「われわれの未来は、人々と国々が団結し、連帯することにかかっている」と述べ、感染の封じ込めやワクチン開発などで国際協調の必要性を訴えた。
 グテレス氏は死者100万人について「苦しい節目に達した」と指摘。感染リスクによって人々が最期の別れもままならないことが「苦しみを倍増している」とした上で「失業や教育の混乱など生活の激変に終わりはない」と述べ、ウイルスとの闘いが長期戦になるとの認識を示した。
 新型コロナの世界的流行後、国連は紛争地の即時停戦を求める安全保障理事会の決議採択に3カ月以上を要するなど、米中対立を背景とした機能不全が深刻化しており、開催中の国連総会一般討論でも両国の溝が表面化した。

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