10カ月ぶり再開、声弾む 原発事故で県内に 福島の避難者が交流会

2020年9月30日 07時46分

原発事故被災地が舞台の町民劇を鑑賞する参加者=高崎市で

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で福島県から群馬県に避難している住民の交流会が、高崎市棟高町の「ぐんま暮らし応援会」事務所で開かれた。新型コロナウイルスの影響で約十カ月ぶりの開催となり、参加者は久しぶりの再会に声を弾ませた。
 参加者は、原発事故で全町避難を強いられた福島県富岡町民らによる町民劇「ホーム おばあちゃんが帰る日」のDVDを鑑賞した後、劇の感想を話したり、それぞれの近況を報告したりした。
 会は応援会の主催。当初は三月に予定したがコロナ禍で中止。その後も感染拡大の影響で開けずにいた。今回、定員を五人ほどに抑え、感染防止対策を講じた上で再開した。
 福島県川俣町から避難し、高崎市で暮らす七十代の女性は「皆さん、お元気で安心しました」。眼病で通院している近況を参加者に伝え「ぜひ皆さんにお目にかかりたいと思って」とほほ笑んだ。
 同県南相馬市から富岡市に移り住んだ女性(70)は「福島の話を心置きなく話せる機会。自分は一人ではないと感じることができる」と笑顔を見せた。(石井宏昌)

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