「虐待対応」悩みを共有 児相や自治体職員が研修会

2019年11月29日 02時00分

児童虐待対応の悩みについて、グループ研修で話し合う職員ら=千葉市内で

 野田市の小学四年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が死亡した虐待事件を巡り、県検証委員会の報告書が公表されたことを受け、県は二十八日、児童相談所や自治体の職員を対象とした研修会を千葉市内で開いた。
 三十四市町村の六十五人が参加。六人一組のグループ研修を実施し、参加者は日ごろ虐待対応で悩んでいる点をカードに記入。組織、専門性、連携など起因する課題別に分けて紙に貼り付け、意見交換した。
 長期化した事例への対応や個人情報の扱い、子どもと面談する時の接し方、家庭訪問のキャンセルが続くケースなど、現場で直面するさまざまな問題点が挙がった。参加者からは「事例に応じた問題点の共有や連携が大切」「後輩職員の人材育成にも悩んでいる」といった意見が出た。
 県検証委員会の小木曽宏副委員長(東京経営短大教授)による座学もあり、八月に改訂された「県子ども虐待対応マニュアル」の内容を野田市の事例を絡めて説明。マニュアル変更で強化された虐待の情報源の秘匿について「矢面に立たされるのは児相だが、通告元を明かさない姿勢を取り続けなければいけない」と説明した。 (中谷秀樹)

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