白石被告、法廷で無関心な態度 座間9人殺害初公判、退屈なそぶり隠さず

2020年9月30日 18時08分

白石隆浩被告の裁判員裁判初公判が開かれた東京地裁立川支部の101号法廷=30日午後(代表撮影)

 事件発覚から3年を経て、法廷に姿を見せた白石隆浩被告は、黒ぶちメガネに白いマスク姿。肩まで伸びた髪は乱れ、ミント色のパジャマのような上下そろいのシャツとズボンを身に着けていた。
 東京地裁立川支部で最も大きい101号法廷。矢野直邦裁判長に促され、罪状認否のため証言席へ。「間違いありません」と抑揚のない声で述べ、起訴内容を認めた。
 公判は被害者9人全員を匿名で審理。遺族席は遮蔽板で仕切られ、一般傍聴人や記者席からは一切見えないよう配慮された。

◆目をつぶり、眠るような姿勢

 裁判長から、被害者の名前などの情報を口にしないよう忠告されると、「はい」と明確に返答。一方で、9人が次々と殺害され、遺体が損壊された事実を述べる起訴状朗読中は、首を左右に傾けたり、両肩を後方へ開くしぐさをして、退屈そうなそぶりを見せた。
 検察、弁護側が冒頭陳述で大型スクリーンを使いながら、それぞれの主張を展開する間も、終始、目をつぶり、顔が肩につくほど首を傾け、眠っているような姿勢だった。時折、両手を真上に伸ばすなどしながら、審理に無関心な態度を示し続けた。(沢田千秋)

◆神奈川の事件、なぜ東京で裁判?

 神奈川県座間市の9人殺害事件の裁判員裁判が東京地裁立川支部で行われるのは、警視庁が高尾署に捜査本部を置いて捜査したからだ。事件の送致を受けた東京地検立川支部は、白石隆浩被告を地裁立川支部に起訴した。
 警視庁による捜査の端緒は、最後に殺害された東京都八王子市の女性=当時(23)=の家族が高尾署に行方不明者届を出したこと。捜査員が白石被告のアパートを割り出し、9人の遺体を発見した。東京・多摩地区の警察署で捜査した重大事件は原則、地検立川支部に送られる。(林朋実)

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