元宝塚トップスター・明日海りお 美術展の音声ガイド担当で新境地 「KING&QUEEN」展、10日開幕

2020年10月1日 07時39分
 元宝塚歌劇団花組トップスター・明日海(あすみ)りお(35)が、東京・上野の森美術館で10日開幕する「KING(キング)&QUEEN(クイーン)−名画で読み解く 英国王室物語−」展(東京新聞共催)の音声ガイドを担当する。初体験の仕事に「聴き心地がいいようにエレガントに、心を込めて収録させていただきました」と振り返った。 (山岸利行)
 同展では、テューダー朝から現在のウィンザー朝まで約500年にわたる五つの王朝の国王や女王らの肖像画を展示。ヘンリー8世、エリザベス1世、現在のエリザベス2世といった歴史的によく知られた人物がたどった運命を紹介する。
 宝塚の華麗な舞台でファンを魅了してきた明日海。「(宝塚時代は)『Ernest in Love』『ME AND MY GIRL』など英国を舞台にした作品があり、ご縁を感じます。英国に行ったことはありませんが、コロナが終息したらぜひ行きたい」と話す。
 音声ガイドの収録では「お客さまをエスコートする感覚で、語りかけるように心掛けた」と言う。王の肖像画では威厳があって迫力を出すように、女王の絵は、どれくらいの年齢だったのかなどを想像、「プロ意識」を貫いた。
 コロナ禍の自粛期間中はテレビの前から離れられず、感染状況などが気になっていたという。そんな中でも筋トレやストレッチは欠かさず、自炊生活にも慣れ「ハンバーグやピーマン肉詰めなど、ひき肉系が上手になりました。手際もよくなりました」とほほ笑む。
 宝塚退団から10カ月が過ぎたが、今、宝塚とはどんな存在だったのか?
 「つらかったことや、トップとしての責任もありましたが、一番大好きな世界。すべてが詰まっています」
 退団公演の千秋楽を終えた時は「解放された安心とさみしさ」という感覚だったが、「内臓がシクシクしました」と明かす。
 今後を見据え、「『元トップ』の言葉に甘えちゃいけないと思います」と謙虚に語り、「早く体を動かしたい。仕事の幅を広げていけたら」と、新たな世界に思いをはせた。
 ※「KING&QUEEN」展は来年1月11日まで。
<あすみ・りお> 1985年6月26日生まれ、静岡市出身。2003年、宝塚歌劇団入団。14年、花組トップスターに就任。19年11月、退団。キレのあるダンス、演技力、歌唱力の三拍子そろった華のある男役として絶大な人気を誇った。20年から芸能活動をスタートさせ、21年は舞台「ポーの一族」(1、2月)に出演予定。

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