「作り話せず、反省を」 義理の息子殺害初公判 証人尋問で元妻訴え

2020年10月1日 07時26分
 さいたま市で昨年九月、義理の息子で小学四年の男児=当時(9つ)=を殺害したなどとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた無職長島悠介被告(33)の裁判員裁判の初公判が三十日、さいたま地裁(任介辰哉裁判長)であった。男児の母親は証人尋問で「あれだけ慕っていた息子の命を奪ったのに、うそをつき続けて事件と向き合わず悲しい」と憤りを口にした。 (浅野有紀)
 母親によると、男児はかねて「お父さんがほしい」と話し、長島被告との再婚を喜んだという。被告を「ゆうさん」と呼び、毎日一緒に風呂に入ったり、手をつないで歩くなど懐いた様子で、被告も男児の話をよく聞いていたという。
 一方で、母親が男児とスキンシップを図ると、被告が家から飛び出し「俺だけのけ者にされた気がしてむかついた」と不満を口にすることもあったという。
 また、被告からは大手企業で音響の仕事をし、「パワハラがあり転職する」「社会福祉士の資格があり、病院で内定をもらった」などと説明されていたが、そうした事実は一切ないことが事件後に判明。事件当日も男児の行方について、被告は「英語塾に行った」「友だちのところに泊まりに行くと言っていた」などと話していたという。
 母親は、被告には事件後も反省の態度が見えないとして「全て話してくれることが本当の反省の始まり。作り話やうそはどうかつかないで」と訴えた。

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