成田山新勝寺 初詣客の入場規制検討 除菌・抗菌液の噴霧案も

2020年10月1日 07時26分

成田山新勝寺の初詣対策などを話し合う関係者ら=成田市役所で

 例年、初詣客でごった返す成田山新勝寺とその周辺で新型コロナウイルス感染者の発生リスクを抑える方策を話し合う「迎春対策会議」が三十日、地元の成田市役所で開かれた。正月三が日と場合によっては翌週末に、寺の境内の入場規制と大本堂の入堂制限を実施する考えが示された。
 寺の担当者は「境内では一方通行に近い形で参拝客を誘導する」と説明。総門付近などで入場を待つ人たちの滞留が生じる可能性があるとして、市側に参道での対策を進めるよう要請した。
 市は、参道の事業者向けに専門家を講師に招いた勉強会を実施するほか、分散参詣のため一月後半の参拝を促すキャンペーン展開、参道の人出や周辺道路の車両混雑状況のライブ配信などの方針を示した。
 会議には関係者約二十人が出席。このほか、除菌や抗菌の効果があり人体には安全な液体を噴霧する装置を参道などに設け、参拝客の頭上に噴霧する案も出された。液体は植物由来で、ベビー用品や化粧品の防腐剤にも使われている。噴霧の効果は、金沢大学付属病院の新型コロナ病棟などで臨床試験が行われており、国際医療福祉大で最終試験した上で導入の可否を決める。
 市観光みやげ商組合の委託で調査や準備を進めているバイオコンサルタントの矢野理恵さんは「実現すれば、屋外での導入は全国初となり注目度が高い。市民や参拝客の不安が少しでも解消されるよう、万全の態勢で臨みたい」と話した。 (小沢伸介)

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