<東京2020>元パラ射撃代表・田口さん 東金特別支援学校で自身の経験など語る

2019年11月27日 02時00分

「自分にできることを見つけてほしい」と訴えた元パラ射撃代表の田口亜希さん(左)=東金市の県立東金特別支援学校で

 東京五輪の聖火リレー公式アンバサダーで、元パラリンピック射撃日本代表の田口亜希さんが二十五日、県立東金特別支援学校(東金市)を訪れた。田口さんは闘病の末にパラリンピックに出場した経験を話し「何か自分にできることを見つけてほしい」と児童生徒に語りかけた。
 田口さんは二十五歳の時に脊髄の病気を発症し、車いす生活となった。リハビリ中に友人の誘いでライフル競技と出合い、二〇〇四年のアテネ大会、〇八年の北京大会、一二年のロンドン大会に射撃で出場した。田口さんは児童生徒百十九人に「聖火リレーは火だけではなく心もつなぐもの」と意義などを話した。
 質疑応答で、生徒から「二十五歳で車いす生活になったら、自分なら引きこもってしまう。闘病する中でどう前を向いたのか」という質問が出た。田口さんは「見舞いに来る人が楽しそうに生きていて、諦めて何もしないのはもったいないと思った。それから目の前のできることを一つ一つやってみた」と話した。
 講演後は、「聖火ランナーは全員で何人?」といったクイズや東京五輪のマスコットキャラクター「ミライトワ」やパラマスコットの「ソメイティ」との記念撮影が行われた。聖火リレーランナーに応募したという同校高等部三年の山倉愛(まな)さん(18)は「もし当選したら聖火に自分の心を乗せてつなぎたい」と話した。 (丸山将吾)

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