足利学校 きょうから企画後期編

2020年10月3日 07時13分
 足利市昌平町の史跡足利学校で、企画「足利学校に魅(み)せられた来訪者たち」の後期編(明治〜昭和時代)が3日から始まる。11月29日まで。
 明治時代、足利学校は教育機関としての機能を失ったが、儒学の聖地として多くの著名人が足を運んだ。
 日本資本主義の父、渋沢栄一は1910年、同校を訪れ、直筆書「温良恭謙譲」(孔子の人柄を表した言葉)=写真=を学校に贈った。政治家で早稲田大学初代総長の大隈重信は08年に訪問。大成殿前の記念写真が残る。足利銀行本店、模範撚糸(ねんし)会社などを視察した。
 小説家、吉川英治は小説「私本太平記」執筆のため、取材で58年に訪問。参観人名簿に「学校之(の)古庭ニ梅薫る昼」と記した。海軍軍人の東郷平八郎は日露戦争翌年の06年に訪れた。
 その他、教育者で講道館柔道の創始者、嘉納治五郎や洋画家の中村不折ら著名人にちなむ収蔵品が並んでいる。 (梅村武史)

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