足利女子高・コミックイラスト部 啓発冊子を制作 魅力キャラと考える 男女共同参画社会

2020年10月3日 07時14分

啓発冊子「イロトリドリ」を制作した県立足利女子高校コミックイラスト部の11人=足利市で(同市提供)

 美少女系、ほのぼの系、シリアス系など魅力的なマンガキャラクターが男女共同参画社会について問いかける児童向け啓発冊子「イロトリドリ」を、県立足利女子高校コミックイラスト部が作った。本年度から市内の小学5年生に配布が始まり、「面白い」「読みやすい」と、児童や保護者らに好評だ。 (梅村武史)
 「マンガで学ぶ男女共同参画」のサブタイトルが付いた啓発冊子は、B5判フルカラー十四ページ。昨夏、市の依頼を受け、当時の一、二年生部員十一人が約四カ月を費やして取り組んだ労作だ。
 「思わず開きたくなるデザインにした。子どもたちが男女共同参画社会を考えるきっかけになれば」と現在三年の原愛弥菜部長。同じく三年の石井郁乃副部長は「絵を見て頭にスッと入ってくると思う。多くの児童に読んでほしい」と願う。
 「家事は女性の仕事と決まっているわけじゃない」「将来の夢に男女は関係ない」「女の人のリーダーシップ」「人はイロトリドリ。個性を認め合おう」などのテーマを、コマ割りマンガで表現。目がキラキラの美少女系や温かいタッチのほのぼの系などキャラクターはさまざまで、部員十一人の個性が光る。
 部顧問の伊藤健太教諭(35)は「表題のイロトリドリは部員全員で議論して決めた。二〇二二年度から男女共学となる本校。男女共同参画社会を考え、啓発に協力することは生徒にとってもいい経験になった」と話す。
 市は一九九六年から活字中心の啓発冊子を児童に配布してきたが、八割の児童が読んでいないというアンケート結果が出ていた。担当の同市人権・男女共同参画課の松島一司(かずし)さんは「足女コミックイラスト部のクオリティーの高い作品を偶然目にしてお願いした。子どもの関心を集める冊子に仕上げてくれると思った」と振り返る。
 啓発冊子は同市ホームページの人権・男女共同参画課コーナーから無料ダウンロードできる。

啓発冊子「イロトリドリ」


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