銚子市青少年文化会館「2年後の再開は断念」 越川市長

2019年11月27日 02時00分
 銚子市の越川信一市長は二十二日、老朽化による安全性への懸念から今年三月末で休止した市青少年文化会館について、修繕費用が予想以上にかさむことが判明したとして、「二年後の再開は断念せざるを得ない」との考えを表明した。
 市は昨年、深刻な財政難のため会館の休止を決めていたが、利用者らの強い要望を受けて今年六月に方針を転換。必要な安全対策の調査を踏まえ、つり天井の落下防止対策など最低限の修繕をして二〇二一年度中の再開を目指すとしていた。
 調査結果では、つり天井のほか、コンクリートが内部から破壊された「爆裂」が、外壁の二百六十カ所で確認された。多数の雨漏りにより漏電が起きる可能性も指摘。法令違反の電気設備もあった。
 改修費は概算で七億五千二百万円。市によると、設計と工事で三年程度かかる見通しで、すぐに財源が確保できたとしても二一年度には間に合わない。さらに、あてにしていた起債も活用できなくなるという。
 越川市長は「つり天井の耐震改修だけでは市民の安全を確保できない」との認識を示した上で、「さまざまな可能性を研究し、市としての方向性を見いだしていきたい。文化ホール機能を諦めるということではない」と強調した。 (小沢伸介)

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