県内が舞台、17歳のハーレーと青春を描いた映画 前橋で2日無料上映

2019年5月30日 02時00分

映画「SEVENTEENMOTORS」の一場面

 父親の形見となったオートバイ・ハーレーダビッドソンの修理に打ち込みながら成長していく十七歳の女子高校生を描いた映画「SEVENTEEN MOTORS(セブンティーンモータース)」が完成した。舞台やロケは全て群馬県。六月二日に前橋市のベイシア文化ホールで無料上映会を開き、群馬とオートバイの魅力を訴えて全国上映への足掛かりにする。
 主人公のくるみは、急きょ自分の部屋として使うことになったガレージにあるさび付いたハーレーを邪魔に思い、テレビ局から「番組で使わせてほしい」と要望されたのを機に、母親の反対にも遭いながらクラスメートの女子三人を巻き込んで修理に取り組む。壊れかけた四人の友情が再生し、父親のオートバイへの思いにも気づいていく。
 くるみ役を演じるアイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」メンバーの新井愛瞳(まなみ)さん、友人役のついひじ杏奈さんは共に県内の出身。桐生市や高崎市、昭和レトロの自販機が並ぶ藤岡市のドライブイン七輿(ななこし)などで九日間ロケをした。
 プロデューサー中村圭佑さん(32)も高崎市出身。作品のコンセプトを「オートバイに宿る命(エンジン)を受け継ぐ」と語る。県内の高校でも「免許を取らない、乗らない、買わない」の「三ない運動」がなくなったと指摘。「オートバイ=不良、だったイメージが変わってきた。若い人たちが、オートバイっていいなと思ってくれればうれしい」と話す。
 全国上映に向け、インターネットで資金を募るクラウドファンディングで三百万円を、企業の協賛金で二百万円を集めるのが目標。県内の自動車教習所や高校にも無料上映会のポスターを張ってもらった。
 中村さんと映画専門学校の同級生だった伊藤拓也監督(33)は「この映画を通じて、好きなものは好きだ、という自分だけの何かを見つけようと思うきっかけになってほしい」と話す。上映時間は八十二分。六月二日は新井さんや出演者の醍醐虎汰朗(こたろう)さん、鶴田真由さんらの舞台あいさつも予定されている。

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