立憲民主県連 旧国民の地方議員も参加 「さらなる輪」次期衆院選向け期待

2020年10月5日 07時47分
 水戸市で三日夜に開かれた立憲民主党県連の設立準備会には、旧立民所属だった地方議員七人全員に加え、旧国民民主党から首藤太亮(すどうだいすけ)守谷市議と落合剛(つよし)阿見町議の二人も出席した。十九日に開かれる設立大会まで、さらに旧国民や無所属の地方議員に参加を呼びかけるほか、連合茨城や社民党などとも協力し次期衆院選に向けた「大きな塊」の実現を目指す。(宮尾幹成)
 設立準備会後に記者会見した難波奨二参院議員(旧立民県連代表)は「十九日に向けては若干、さらに輪が広がると想定している。(追加で)複数、参加いただけるとは思っている」と期待感を示した。
 一方、旧国民の浅野哲(さとし)衆院議員(比例北関東)は、出身母体の日立グループ労働組合を傘下に持つ産業別組合「電機連合」の意向に従い、新国民に入党。次期衆院選で茨城5区での選挙区当選を期す。
 新国民県連は十日に設立総会を開く。地方議員では、県議会会派「県民フォーラム」の斎藤英彰、二川英俊、高安博明の三氏ら「日立グループ議員団」からの参加が見込まれる。
 立民、国民の共闘に当たっては、日本原子力発電東海第二原発(東海村)の再稼働に対するスタンスの違いが懸念材料だ。
 難波氏は「原発は新たなエネルギーに転換していくのが(立民の)基本的な考え方」とした上で、「東海第二で働く方や(原発メーカーの)日立の皆さんの思いを理解することが次のステップにつながる。丁寧に誠意を持って議論し、力合わせできるよう取り組む」と語った。
 立民県連は、国民県連、連合茨城との連携を深めるため、「共闘会議」の設置を呼び掛けることも決めている。
 衆院選で立民から立候補予定なのは2区の元職藤田幸久氏、6区の現職青山大人(やまと)氏、7区の現職中村喜四郎氏。3区では旧立民、旧国民が擁立した候補予定者が競合しており、設立大会までに一本化を調整する。
 1区で再選を目指す元民主党・民進党の福島伸享氏は、当面は新立民への入党を見合わせる方向だ。難波氏は「これまでの仲間である福島さんの意向を十分尊重し、野党第一党として責任ある対応をしていきたい」と説明した。
 また、中村氏の長男の中村勇太(はやと)県議(無所属)は、本紙の取材に、当面は無所属で活動を続ける考えを示している。

◆共産とも調整

 社民県連には現在、七人の地方議員が所属する。社民は立民への合流を巡り、推進派と慎重派が党内を二分しており、難波氏は、十一月十四日に開かれる社民の臨時党大会まで動向を見極めたいとしている。
 他方、共産党県委員会は立民や国民との選挙協力に積極的な姿勢を見せる。ただ、立民県連としては「社民の動向をまず見定めた後に、党中央において共産との統一候補擁立に向けた調整が行われるので、それを見守りたい」(難波氏)と静観の構えだ。

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