ソフトバンク5G、27日スタート エリア限定 iPhoneは未対応

2020年3月6日 02時00分
 日本でも新しい高速通信サービス「5G」がいよいよ始まります。高速通信の活用で産業や社会を大きく変えると期待されていますが、普及に向けた課題もあります。
 Q 5Gの「G」って何ですか。
 A 世代を意味する「Generation」の頭文字で、5Gは第五世代を意味します。通信規格は約十年ごとに世代交代を重ね、現在主流の「4G」の後継技術です。
 Q どんな特徴がありますか。
 A (1)高速・大容量(2)低遅延(3)多数同時接続-の三点です。4Gより通信速度が二十倍以上速い点が「高速・大容量」です。二時間映画を三秒でダウンロード可能とされ、高画質な映像を気軽に楽しめます。
 遠隔地のロボットなどをほぼタイムラグがなく動かせる「低遅延」の特性で、危険な工事現場などで重機を遠隔操作して正確な作業ができそうです。
 スマートフォンだけでなく、家電やセンサーなど多くの機器をネット接続できる「多数同時接続」は「IoT(モノのインターネット)」の基盤として新しい産業を生み出す可能性があります。
 Q 夢が広がりますね。
 A ただ、まだ利用地域は限られ、現状の通信速度も4Gの倍程度。各社とも数年をかけて利用地域を拡大し、性能を向上させる計画です。
 Q 料金も気になります。
 A ソフトバンクの通信料金は、4Gの料金にプラス千円としました。対応地域がまだ狭く、5Gならではのコンテンツやサービスも模索中で「お試し」の意味もあるでしょう。
 端末価格も課題です。5G対応スマホは十万円超の機種も珍しくありません。昨年十月に端末の値引き上限が二万円までに法規制されており、販売の足かせになるかもしれません。
 日本で四割以上のシェアがあるiPhone(アイフォーン)も5Gには未対応。対応するまで様子見する利用者も多いとみられ、5Gの滑り出しはゆっくりとなることが予想されます。 (岸本拓也)

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