変わる米軍横田基地 軍事アナリスト「米中対立で機能強化」 10日冊子出版、講演も

2020年10月6日 07時09分

販売される冊子

 米軍横田基地(福生市など)の騒音に自身も悩まされている軍事情報アナリストの小柴康男さん(74)=昭島市=が、「アメリカの戦争と横田基地」と題した冊子を十日に出版する。合わせてこの日、福生市民会館で開かれる「横田基地もいらない!市民交流集会」で講演し、米中両国の対立激化で横田基地の機能が強化され「標的になる可能性も高まっている」と指摘する。
 小柴さんは一九七四年から昭島市に住み、米軍機の飛行ルートのほぼ真下に自宅がある。二〇一五年、米軍が横田基地へのオスプレイ配備に向けて公表した「環境レビュー」を読み、住民に情報を公開しない姿勢に憤りを感じ、軍事に関する研究を始めた。
 冊子をつくるきっかけは、〇一年から続くアフガニスタン戦争に関する軍事作戦や復興支援の失敗を認めた米政府の内部文書「アフガニスタン・ペーパーズ」が昨年末に開示されたことだ。

小柴康男さん

 小柴さんは、米軍と軍需産業が一体化した「軍産複合体」が利益確保のために戦争を引き起こしていると考え、その実態と米国が戦争を誘因する仕組みの調査を始めた。
 冊子では、米中関係によって変わる横田基地の将来の役割も予測。小柴さんは「米国は中国と対決する姿勢を見せることで脅威をつくり、横田基地の機能も強化され、何でもありの基地になりつつある」と話した。
 税込み八百円。問い合わせは小柴さんのメール(koshiba@axel.ocn.ne.jp)へ。集会は午前十時から。入場無料。問い合わせは、実行委=電080(8721)7177=へ。 (竹谷直子)

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