<新型コロナ>介護、看護 サポート側が感染 高齢者ら受け入れます 県が7カ所に支援施設を開設

2020年10月6日 07時28分

特別養護老人ホーム「かがやき」の敷地内に設置された高齢者用の応急仮設住宅=深谷市で

 介護や看護が必要な家族や近親者をサポートする「ケアラー」が、新型コロナウイルスに感染したら−。県は九月三十日、ケアラーが感染して対応できなくなった場合に高齢者や障害者を受け入れる施設を、県内七カ所に開設した。
 対象となるのは、ケアラーの感染で生活支援が受けられなくなり、PCR検査で陰性と確認された要介護者。県はケアマネジャーらから依頼を受けて受け入れ先を調整し、県老人福祉施設協議会や県発達障害福祉協会など関係団体がスタッフを派遣する。
 高齢者の受け入れ施設は、さいたま、狭山、行田、深谷、三郷の各市内にある特別養護老人ホーム(特養)五施設の敷地内に応急仮設住宅を設置。計二十人分を用意し、各戸に介護ベッドやシャワー、トイレなどを整備した。障害者用は東松山市と嵐山町の既存施設の別棟を活用し、二カ所に八人分を準備した。
 ケアラーが陽性になると要介護者は濃厚接触者になるため、派遣スタッフは感染を防ぐためのアイソレーションガウンやフェースガードを着用して対応する。高齢者、障害者の両施設とも、感染防止のため派遣スタッフは施設本棟と行き来しない。
 県地域包括ケア課によると、ケアラーの感染事例は把握していないが、五月に日本ケアラー連盟から要望を受けた。 (飯田樹与)

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