大迫力、黒光りミニSL 桐生の荻原さん、自身と父製作の25両展示

2020年10月6日 07時31分

ミニSLと荻原さん=桐生市新宿で

 桐生市新宿(しんしゅく)二のクレーン車リース業荻原康夫さん(72)が、手作りのミニチュア蒸気機関車(SL)など二十五両を集めた展示室を事務所の敷地内に建てた。模型とはいえ、石炭を燃料にし、人を乗せた客車をけん引して走ることもできる本格派。細部の構造も実車を忠実に再現した。展示室は事前予約制で一般公開している。無料。(池田知之)
 展示されているのは荻原さんが製作した十両と六年前に八十八歳で亡くなった父幸一さんの十五両。「デゴイチ」と呼ばれ親しまれたD51やC12、C56などが約六十平方メートルの展示室に並んでいる。
 荻原さんがミニSLを作り始めたのは四十年ほど前。幸一さんが知人から頼まれていたミニSLの修理を手伝ったのを契機に、試行錯誤しながら自らも作るようになった。
 荻原さんは実物の写真や設計図を基に、自ら図面に起こし、部品を作って組み立てているという。昔も今もパソコンは使わない。自動車整備士としての技術も生かした。
 国鉄最後のSLとして計画されたものの、実際には製造されなかったC63は自慢の車両だ。荻原さんが一九九七年から六年かけて作った。実物の六分の一ほどの縮尺で全長三メートル超、重量約五百キロ、部品総数は一万ほど。
 荻原さんは黒光りする迫力のC63を前に「石炭をたけば子ども五十人を乗せて客車を引くことができる」と胸を張る。「元々、ものを作るのは好きだった。でも、どうせ作るなら、他の人が簡単には作れない物をと考えた」と笑顔を浮かべていた。
 見学の問い合わせは荻原さん=電090(8819)4630=へ。

関連キーワード


おすすめ情報

群馬の新着

記事一覧