同性愛広がれば「足立区滅びる」 区議の問題発言で議会が謝罪、処分を検討

2020年10月6日 11時35分

足立区議会が入る足立区庁舎

 東京都足立区議会で9月、自民党の白石正輝議員(78)が同性愛が広がれば足立区は滅びるとの趣旨の発言をし、批判が出ている問題で、区議会の共産、立憲民主、議会改革を全力で推し進める会の3会派は6日、鹿浜昭議長に厳重注意と発言の撤回、謝罪を求める申し入れをした。
 区議会自民党の金田正幹事長は同日、「執行部で話し合いたい」と述べ、処分を検討する考えを示した。
 3会派の幹事長ら4人は午前9時から約20分間、議長と面会。同席した秦野昭彦区議(共産)によると、「(性的少数者)当事者を傷つける発言で、議会として対応が必要」として口頭で発言に抗議。議長からの厳重注意、発言の撤回、本人の謝罪を求めた。
 鹿浜議長は面会後、取材に「行き過ぎで誤解を招くような発言があったと認識している。マイノリティーの方々に不快な思いをさせたのは事実。おわびを申し上げる方法をどうしていこうかということをこれから考え、実行したい」と話した。
 面会では、発言を受けて当事者と話した区議から「議会としてタウンミーティングみたいな形でLGBTなど性的少数者の声を聞く場を設けてほしい」との提案もあったという。
 白石区議は9月25日の区議会定例会の一般質問で、少子高齢社会への対応を問い、「あり得ないことだが、日本人が全部L(レズビアン)、G(ゲイ)になったら次の世代を担う子どもたちが1人も生まれない」、「LだってGだって、法律で守られているじゃないかなんていうような話になったんでは、足立区は滅んでしまう」と発言。本紙の取材に白石区議は「子どもを産み育てる大切さを教育の場で伝えてほしいとの趣旨だった」と釈明したが、認識不足や差別的だとの批判が相次いでいる。(奥野斐)

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