残土処分場に排水路設置 県が行政代執行 成田

2019年11月22日 02時00分
 成田市の民間残土処分場で、県が許可した範囲外に大量の土砂を埋め立てたことで、周辺地域に浸水被害が続いているとして、県は二十一日、排水路の設置工事を実施する行政代執行を始めた。
 周辺では今年の台風15号や19号、記録的豪雨で冠水被害が出ていた。
 事業者の藤田興業(酒々井町本佐倉)が土砂撤去の指導や命令に従わなかったため、県が代執行した。
 県によると、藤田興業は、二十年ほど前に処分場で埋め立てや計画高を超える盛り土をした。超過した土砂は約七万三千立方メートルで、作業計画にあった排水施設の整備もしなかったため、周辺の水田などで大雨による冠水が繰り返された。
 この日、委託を受けた業者が排水路採掘の準備工として、樹木を伐採。県は本年度中に工事を完了する予定で、五千万円以上が見込まれる工事費用は同社に請求する。 (中谷秀樹)

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