慰安婦映画問題 検証も 川崎・25日からしんゆり映画祭 大林宣彦監督の遺作など上映

2020年10月8日 07時19分

上映する映画の内容などを発表するKAWASAKIしんゆり映画祭実行委員会の安岡卓治委員長=川崎市麻生区で

 川崎市麻生区で市民ボランティアらが中心となって運営している「KAWASAKIしんゆり映画祭」の実行委員会(安岡卓治実行委員長)は六日、今年は二十五日から、故大林宣彦監督の遺作などを上映すると発表した。従軍慰安婦をテーマにした映画「主戦場」が昨年、一時上映中止となった問題を振り返るプログラムも予定している。 (安田栄治)
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年は従来より日程を短縮し、二十五、三十、三十一日と十一月一日の計四日の開催。上映作品は、今年四月に肺がんのために亡くなった大林監督の遺作「海辺の映画館−キネマの玉手箱」、今村昌平監督の「神々の深き欲望」など十作品。
 「主戦場」を巡っては昨年、主催者側が一時上映中止を決めたが、映画関係者や市民から「表現の自由が損なわれる」との意見が相次ぎ、一転して上映された。この問題を検証するオンライン連続公開講座を二十四日、二十六〜二十九日、十一月一日の六回にわたって開催する。
 昨年の映画祭後、この問題などで運営スタッフらが辞任。市民スタッフの間でも「映画祭から距離を置きたい」として運営から離れたケースが相次いだため、今回は運営体制を一新。昨年の半分以下の規模となったのには、運営スタッフの減少も影響しているという。
 会場は川崎市アートセンター(同区万福寺)の映像館と小劇場で、定員の半分以下の入場で開催する。オンライン公開講座は視聴チケット(各回五百円)が必要で、映画祭の前売りチケットとともに十日から販売される。
 問い合わせは、映画祭事務局=044(953)7652=へ。

関連キーワード


おすすめ情報

神奈川の新着

記事一覧