後藤健二さんら殺害に関与の「イスラム国」(IS)戦闘員2人を起訴 米司法省

2020年10月8日 11時41分
過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員のアレクサンダ・コテイ被告(左)とシャフィ・シェイク被告=2019年3月、シリア北部アインアルアラブ(AP=共同)

過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員のアレクサンダ・コテイ被告(左)とシャフィ・シェイク被告=2019年3月、シリア北部アインアルアラブ(AP=共同)

  • 過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員のアレクサンダ・コテイ被告(左)とシャフィ・シェイク被告=2019年3月、シリア北部アインアルアラブ(AP=共同)
  • 「イスラム国」戦闘員のアレクサンダ・コテイ被告=7日、米バージニア州(アレクサンドリア保安官事務所提供、AP=共同)
  • 「イスラム国」戦闘員のシャフィ・シェイク被告=7日、米バージニア州(アレクサンドリア保安官事務所提供、AP=共同)
 【ワシントン=共同】米司法省は7日、2012~15年にシリアでジャーナリスト後藤健二さんと湯川遥菜はるなさんや欧米人を人質に取り殺害した事件に関与したとして、過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員2人が起訴されたと発表した。日本人2人の殺害ほう助や米国人4人に対する誘拐や共謀殺人の罪などを適用した。
 人質の首に刃物を当て殺害を予告する映像を流したISの残忍さを象徴した事件の真相がどこまで解明されるかが注目される。
 起訴状によると、2人は英国生まれのアレクサンダ・コテイ被告(36)と英国育ちのシャフィ・シェイク被告(32)。AP通信によると7日、米南部バージニア州の勾留施設からビデオ出廷した。
 覆面男「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」の通称で知られ15年に米軍の空爆で死亡した英国人モハメド・エンワジ容疑者らと共謀し、ジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏ら米国人4人を人質にして拷問し、殺害したとされる。日本人2人の殺害に関する動画は15年1月に公開された。
 2被告は18年に米軍と連携するクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」に拘束され、米軍が身柄を押さえて米国に移送していた。死刑制度のない英国が死刑を適用しないことを条件に捜査協力に応じたことで、証拠が固まり起訴にこぎ着けた。
 2被告とエンワジ容疑者に加え、トルコで収監されている受刑者1人の計4人がシリアで欧米人の拉致、拷問、殺害に関与した。いずれも英国生まれか英国育ちで、英国風の英語を話したことから人質から「ビートルズ」と呼ばれた。

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