<新型コロナ>木工のまちの技、飛沫感染防止に ぬくもり感じる「ついたて」好評

2020年10月9日 07時14分

鹿沼商工会議所のカウンターに設置されたついたて=鹿沼市で

 良質な木材と鹿沼組子などの木工製品で知られる木工のまち・鹿沼市で、新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染防止のための木製ついたてが注目を集めている。市内の木工や建具などの製造業者が手掛け、「ぬくもりを感じられる」「市の特徴もアピールできる」と評判は上々という。(小川直人)
 木枠にアクリル板などを組み合わせた製品が中心。大きさは大小あり数千円から十万円程度。オーダーメードもでき、伝統の組子模様をデザインしたり、社名を入れたりすることも可能だ。市が市長定例会見などで使うついたてにも組子細工が用いられている。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で会合や宴会の中止が相次いだ今春、鹿沼商工会議所が、市内の木工業者が作ったついたてを活用して懇親会を開いた。参加者から「うちの店でも使いたい」といった声が上がったという。
 新型コロナ禍の影響を受ける市内事業者への経済支援策として、同商工会議所は八月、市内の登録事業者が製造、施工するついたての導入に上限五万円を補助する「かぬまの事業所応援事業」を始めた。市の補助事業で利用は市内限定。期間は十二月末まで。十月初旬までに市内の飲食店や対面の接客を行う事業所など百三十件を超える利用があったという。
 アクリル板を取り外して清掃しやすくしたり、書類などをやりとりするスペースを設けたりと、製品は使いやすいよう工夫されている。商工会議所の担当者は「丈夫で見た目も良く、市外にも製品を広めたい」とアピールしている。  

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