縄文の美と技155点 10日から県立歴史館で特別展

2020年10月9日 07時13分

鹿嶋市で出土した軽石製の「岩偶」。人が両腕を上げ下げしているような珍しい造形という(県立歴史館提供)

 県内などで出土した縄文時代の土器や装身具などから当時の精神文化や社会のありように迫る特別展「Jomon Period−縄文の美と技、成熟する社会−」(東京新聞水戸支局など後援)が10日、水戸市緑町2の県立歴史館で始まる。
 国宝「火焔(かえん)型土器」(新潟県十日町市)をはじめ、本県を含む関東地方や周辺地域で発掘された155点を展示する。県内の出土品では、儀礼や祭祀(さいし)に使われた「岩偶(がんぐう)」(鹿嶋市)や「土版」(稲敷市)、共同体での立場を示す目的で着用された「硬玉(ヒスイ)製大珠(たいしゅ)」(常陸大宮市)などを紹介する。硬玉製大珠は同種のものが8個あり、同じ地域でのまとまった発見数では国内最多という。
 離れた地域で見つかった土器や装身具に共通性がみられることを踏まえ、縄文時代を通じて広域的な人や物、情報の流通ネットワークが形成されていった過程にも焦点を当てる。
 11月29日まで。月曜休館(ただし11月23日は開館し、翌24日休館)。入館料は一般610円、大学生320円、70歳以上300円。期間中の週末には、講演会や展示解説、子ども体験プログラム、遺跡などの見学バスツアーがある。問い合わせは館=電029(225)4425=へ。(宮尾幹成)

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