バッタ襲来で食料不足の恐れ WFPが警告、支援活動

2020年10月10日 06時00分
 今年は、東アフリカや南西アジア地域でサバクトビバッタの襲来があり、深刻な食料不足の懸念をもたらした。世界食糧計画(WFP)や国連食糧農業機関(FAO)は、早期の段階から駆除や防護の警告を発したほか、支援活動を続けている。

ケニアで7月、サバクトビバッタの群れの中を歩く女性=ロイター・共同

 サバクトビバッタは西アフリカからインドにかけて分布、群れは数千万匹単位で1日に100キロ以上移動する。専門家によると、今年は中東からアフリカ東部などに移動しながら繁殖を繰り返し、ソマリアやエチオピアでは25年ぶり、ケニアでは70年ぶりの規模で襲来。インドやパキスタンでも政府が大規模な迎撃作戦を展開した。

◆10万世帯支援へソマリア政府と協定

 現地メディアなどによると、WFPは9月にソマリア政府と支援協定を結び、貧困層や被害が深刻な農家など約10万世帯に食料支援や現金給付を計画する。
 特に南スーダンでは、「新型コロナによる行動制限や、バッタ被害で食料価格が上昇しているところに、洪水が状況を悪化させている」(WFPの担当者)という三重苦で70万人以上に影響。5800万ドル(約61億円)の資金調達が必要だと協力を呼び掛けている。(バンコク支局・岩崎健太朗)

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